ハローワークを利用して求人探しをしたことがありますか。
ハローワークは全国に500箇所以上の窓口があり、どんな人でも無料で利用することができます。
また予約も不要で、相談も無料。働く人も公務員のため優しい人が多く、実は気軽に就職相談ができる場所でもあります。
しかし、ハローワークで見つけた求人に応募する場合には、民間の転職エージェントを利用する時より自分で確認するべき注意点があります。
そこで今回は、ハローワーク求人に応募する時の注意点について紹介したいと思います。
ハローワーク求人を利用する時の注意点3つ
ハローワークは全国に550ヶ所以上あり、就職支援のサービスを無料で行っています。
就職を希望している人は、ハローワークに直接訪問するかインターネットから求人を検索することができます。
ハローワークの求人検索では、全国各地の全ての求人をみることができ、正社員、派遣、バイトというように様々な労働条件で検索ができます。
サイトへ登録した後、担当者を通じて紹介された何社か求人しか見ることができない民間の転職エージェントに比べると自分で今ある求人全てを見ながら比較できるのは効率的だと感じますよね。
しかし、ハローワークの求人に応募する場合には下記のような注意点があります。
- 求人票の内容が薄く自分で情報収集する必要がある
- キャリアが浅い人向けの求人が多い
- 条件面の交渉は基本的にしてもらえない
注意点を一つずつ解説したいと思います。
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注意点①求人内容を自分でも確認する必要
一般的に、就職サイトに掲載される求人票では企業が人を集めやすいように、各企業がそれぞれ構成を考え会社説明や先輩社員からのメッセージが掲載されるなどの工夫がされています。
しかし、ハローワークの求人票はあらかじめ形式が全て決まっているものを求人側の企業に書いてもらっているため、最低限の情報しか掲載されていないという注意点があります。
また、求人票の内容についても定期的にハローワーク側が確認をし更新される訳ではないという点にも注意が必要です。
(従業員数や営業所情報が誤っていたというケースはよく聞くことがあります。)
ハローワークは、民間の企業とは違い、無料で企業の求人を掲載しています。
そのため、定期的に求人票の細かな内容を確認することにコストをかけることができず求人票の内容と実態が異なるという状況が発生していると言われています。
ハローワークの求人へ応募する人は、今出ている求人票の内容が正確なものか注意をし企業のホームページなどから確認する必要があります。
また休日や給料、勤務先など特に注意が必要な点に関しては、選考が進んだ面接時にも改めて確認をする必要があります。
気軽に自分で検索ができるハローワークの求人ですが、民間企業の求人に比べると自分で確認する項目も多いため注意をしましょう。
注意点②キャリアが浅い人向けの求人が多い
ハローワークを利用する人の中には、これまで働いたことがない人(キャリアが浅い人)や民間の企業で就職支援を断られてしまった人もいます。
そのためハローワークの求人は、キャリアが浅い人や働いたことがない人向けの求人も多く、逆にスキルの高い人向けの求人は少なめになっているという実態があります。
ハローワークを利用する時には、自分が見ている求人が世の中に出回っている求人全てではないという注意点を理解して利用するようにしましょう。
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注意点③条件交渉は自分でする
ハローワークでは、就職相談という形で、転職エージェントでも利用できる面談を受けることができます。
相談は、ハローワークが開いている時間のため限られた時間になりますが、経験豊富な相談員と密に相談をすることができます。
また、ハローワーク求人を通じて応募した場合には、ハローワークからの紹介状を書いてもらうことができ、面接の設定もしてもらうことができます。
「応募・面接日程の調整」このあたりまでは、民間の企業の就職支援を利用した場合とサービスにあまり差はありません。
しかし、実際に選考が進んでからは、少しずつ差が出てくるので注意が必要です。
例えばハローワーク求人で応募した場合、面接のフィードバックをもらえず、
「一回一回の面接の手応えがどうだったか」など詳細の情報を得ることが難しいという注意点があります。
また、ハローワークの求人に応募した場合、内定後の給料や勤務地といった条件交渉を自分でしなければならないという注意点があります。
就職希望者は、求人票で年収や休暇、仕事の開始時期などを確認して応募します。
しかし、一般企業の就職支援を利用した場合でも求人票に書かれている年収などを含む条件面は仮の状態であることが多く、正確な契約内容は内定が出てから決まるようになっています。
そのため、民間の就職支援サービスでは、内定後に自分の担当者が給料や仕事の開始日などの交渉をしてくれ、お互いが納得する契約を結べるようになっています。
条件交渉は、給料など今後の生活にも関わってくる問題なので就職市場における自分の価値をよく見極めて慎重に企業側に条件交渉をする必要があります。
民間の就職支援を利用した場合、多くの人の条件交渉をした経験のある担当者が企業と条件交渉をしてくれるので、良い条件で契約ができるケースがほとんどになります。
しかし、ハローワークの求人からの応募した人は、自分で条件交渉をするため、「年収を希望よりかなり下げて入社することになった.....」など失敗してしまう人も多くいます。
このようにハローワークの求人に応募する場合には条件交渉を全て自分でをする必要がでてくるというのも大きな注意点として理解しておく必要があります。
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転職エージェントと併用することが必要
今回は、ハローワークの求人を利用する時の注意点について紹介しました。
ハローワークは就職支援を目的として運営されているため、無理な転職を勧められたり、就職や転職を焦らされることはありません。
また転職に関する情報も無料で多くの求人が公開されており、転職に慣れていない人や転職するかどうか自体を迷っている人には利用するメリットがあります。
しかし、ハローワークはあくまでも公的機関であるため、希望者が就職に成功したからといってお金を受け取ることもありません。
そのため、サービスは民間の就職支援を利用した場合と比べると限定的であるという注意点があります。
ハローワークの求人を利用した就職活動では、自分自身で責任を持って、求人内容や条件面を確認し進めていく必要があることを理解し利用する必要があります。
また、就職活動を円滑に、そしてより多くの情報を集めながら活動するためには、ハローワークだけの利用ではなく転職エージェントとの併用がおすすめだと言えます。
ハローワークとの併用におすすめなエージェント
ハローワークとの併用におすすめな転職エージェントとして、紹介してくれる求人数が多く転職に成功する人も多い下記の3社を紹介します。
<引用:doda公式サイト>
大手企業の求人数が業界トップクラスであることから人気の転職エージェントです。
業界ごとに担当者が分かれており、企業の深い情報を知る担当者がスピード感もって支援をしてくれます。
大手企業に早く転職したい!という人におすすめの転職エージェントです。
公式サイト: 転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
<引用:マイナビジョブ20's公式サイト>
初めて転職活動をする人や、20代の転職者には、マイナビジョブ20’sがおすすめです。
新卒採用も行なっているマイナビは他の転職エージェントより、丁寧で優しい担当者が多い特徴があります。
応募書類の添削や面接指導も徹底的に行ってくれるので、手厚いサポートをして欲しい人には特におすすめな転職エージェントです。
公式サイト:20代・第二新卒・既卒の転職ならマイナビジョブ20's!!
パソナは地方を含めた全国における大手求人が豊富で、紹介してくれる求人数が多いことでも人気な転職エージェントです。
また、経験豊富な担当者が多く、これまでの実績をもとに面接対策や企業側に対する年収交渉をしてくれます。
年収アップの転職をめざす人に特におすすめな転職エージェントです。
公式サイト:キャリアアドバイザーの親身で丁寧なサポート【パソナキャリア】
転職エージェントは、担当者によって紹介の質に差がでてくるので、2~3社の登録をすることをおすすめしています。
ぜひ上の公式サイトを確認し、自分にあった転職エージェントに登録してみてください。
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