転職活動が進み、やっと希望の会社から内定をもらうと、とてもホッとしますよね。
私も初めて転職をして、内定が出た日は嬉しくて一日中ソワソワしていました。
しかし、内定が出た後も、転職希望者はしなければならないことがあります。
それは、年収交渉と働いている場合には退職交渉、そして新しい転職先への入社日交渉です。
緊張する転職活動がやっと終わりを迎えても、転職希望者の今後の人生に関わる大きなイベントが待ってるですね。
転職エージェントを利用して転職活動をしている場合、年収交渉や入社日交渉は自分の担当のキャリアアドバイザーがしてくれます。
しかし、年収をいくらで希望しているか、入社日はいつを希望するかについては、きちんと自分の考えをキャリアアドバイザーに伝えておかなければ転職の最後に嫌な思いをすることになります。
また退職交渉は、基本的に転職希望者が自身がするもので、ここ最近の転職では転職トラブルとしてよくあげられる程、労力を使うものです。
そこで今回は、転職先への入社日交渉をテーマに退職交渉についても紹介したいと思います。
内定がでたらすぐに退職交渉をはじめる
希望する転職先から内定をもらったら、嬉しい反面苦しい人もいます。
現在働いている場合、現職に転職するため退職したい旨を自分で伝える必要があるからです。
実は、転職で苦しかったランキングにも入ってしまうぐらい、この退職交渉で現職と揉めてしまうことがあるのです。
よくあるパターンとして下記の2点のような例があります。
- 仕事が忙しいので半年は退職させられないと言われる
- 新しい人を雇うまで退職しないでくれと言われる
中小企業で働いている人であれば、「自分も言われてしまいそう…」なんて思ってしまう人もいますよね。
労働者の法律である労働基準法では、退職希望日の2週間前に退職を申し出れば、退職することができるとなっています。
そのため、どんな企業に勤めていても、どんな仕事を担当していても、入社時にどんな社内的な契約書にサインをしていても、基本的にはどの労働者でも2週間前に退職を申し出れば、2週間後に退職することができます。
しかし、多くの転職希望者が勤める会社では仕事の引き継ぎなどの観点から社内規定で退職を希望する場合には、1ヶ月前や3ヶ月前までに申し出てくださいと書かれています。
よく勘違いする人もいますが、これはあくまでも会社からのお願いなので何が何でも守る必要はありません。
しかし、いくら転職するからといっても現職との関係性も大切にする必要があります。
なぜなら、退職をしてからも前職に年金の手続きや社内預金、保険などの書類を自宅に送付してもらうことは結構あり、意外と退職後も関わらないといけないことが出てくる可能性があるからです。
そのため、多くの転職希望者は、現職との退職で上の例のようなことを言われると戸惑ってしまう場合があります。
しかし、この時の場合に守るべきは、社内規定で書かれている退職の申し出期限です。
それ以上の社内的な理由のお願いを聞いてしまうと、入社を待っている新しい転職先に迷惑をかけてしまいます。
そのため、転職活動を始める時には、まずこの退職を申し出てしなければいけない期限を社内規則などを見て確認しておくようにしましょう。
そして、そこに書かれている期限を守り、退職したい旨を伝える退職交渉をするようにしましょう。
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入社日交渉はどこまでできるか
現職での退職交渉が上手くいかない場合、入社日が転職先から内定をもらってから、かなり先の日程になってしまう可能性があります。
また、現職での退職交渉が問題なく進む場合でも、現職で有給が余っている場合や、現職を辞めたら少し休暇を取りたい場合、 入社に向けての準備をしたい場合には、転職先に入社日を交渉したいと思うこともあります。
そのような場合、どの程度転職先が入社日を待ってくれるのかについて2つのパーターンを用いて説明したいと思います。
1.現職での退職交渉が進まない
まず、現職との退職交渉が上手くいかず、当初予定していた入社日より入社が遅れる場合には、1ヶ月〜最大で3ヶ月程度は一般的に待ってもらうことができます。
しかし、中途採用は人手不足から率先力を早く入社させたく採用活動をしていますので、前の項でも書いたように転職先に迷惑がかからないようできる限り早い日程で入社するようにすることをおすすめします。
実際に、人事の採用担当者は入社日交渉に納得したように見えても、配属先の部署では遅れることに不満が溜まっている場合もあります。
転職後の人間関係のことも考え、出来るだけ退職交渉を頑張り早く入社するようにしましょう。
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2. 個人的な理由で転職前に休暇が欲しい時
次に、個人的に転職先に入社する前に休暇が欲しい場合ですが、一般的に1ヶ月程度なら企業は入社を問題なく待ってくれます。
(一般的に企業は内定を出した後、退職交渉などの期間も考慮し、1ヶ月〜2ヶ月先の入社日を提案します。)
またこの場合、正直に入社日を遅れさせたい理由を言うは必要はあまりなく業務整理や入社までの準備などと称して交渉して大丈夫です。
(人手不足がひどい職場や繁忙期に入社予定だった場合には嫌な顔をされてしまう場合もあるので注意が必要です。)
転職活動は忙しく、また転職後も仕事だけでなく新しい会社のルールを学ぶことや人間関係づくりをすることに忙しくなります。
そのため、現職を退職後に少し休暇をとり旅行に行く人や、転職に向けて勉強などの準備をする人は多くいます。
税金や保険関係などで少しの手間がかかるケースもありますが、転職先でも、仕事上で良いパフォーマンスができるよう入社日交渉をしてみるのも良いかもしれません。
入社日交渉はトラブルを起こさないことが大切
転職で内定をもらうと強気になり退職交渉、入社日交渉でトラブルを起こしてしまう人がいます。
もちろん、転職活動で内定をもらうことは素晴らしいことで自分を褒めるべきことだと思います。
しかし、同じ業界での転職に限らず、いつどこで前職の同僚と今後関わるか分かりません。
せっかく転職活動が成功したのだから円満に退職をし、新しい会社に入社した方が余計な体力も使わず賢い人の転職です。
退職交渉をすることで、嫌がらせを受けたり職場関係が悪化する人います。
怒って引き継ぎなどを投げ出してしまいそうになることもありますが、冷静に社会人らしく対応するようにすることをおすすめします。
内定後に退職交渉、入社日交渉をする際には、是非今回の記事で紹介したポイントを参考にしてみてください。
条件交渉に強い転職エージェント
給料や入社日交渉といった、転職活動の最終段階での交渉に強いエージェントとして下記3社を紹介します。
<引用:doda公式サイト>
大手企業の求人数が業界トップクラスであることから人気の転職エージェントです。
業界ごとに担当者が分かれており、企業の深い情報を知る担当者がスピード感もって支援をしてくれます。
大手企業に早く転職したい!という人におすすめの転職エージェントです。
公式サイト: 転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
<引用:マイナビジョブ20's公式サイト>
初めて転職活動をする人や、20代の転職者には、マイナビジョブ20’sがおすすめです。
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