「外資系企業で働いてます!」ってなんだがカッコ良い感じがしますよね。
実際に外資系企業で働いてみたいと考える人は多くいますが、働き方の文化の違いや、給与制度の違い、何より英語の問題が気になり、なかなか踏み込めない…という人が多い現実もあります。
そこで、今回は外資系企業で働くのに必要なスキルとして、英語のレベルやその他のスキルについて紹介したいと思います。
外資系企業で働くのに必要な英語レベル
外資系企業で必要になる最低限の英語のレベルは下記のようなレベルになります。
・簡単なメールのやりとりができる(形式が決まっている文章のやりとり)
・電話の取次ぎができる
このぐらいの英語であれば、中学生でならった文法と単語だけでやりすごすことができますよね。
実は外資系企業で働く人の中には、英語が話せない人がたくさんいます。
え?英語が話せなくてどうやって外資系企業で働くの?という感じがしますよね。
外資系企業では、社内のお知らせやメールでは英語が当たり前のように使われていますし、親会社の人からの電話は英語でかかってきます。
英語が苦手だと感じている人や、英語を使う環境で働いてきたことがない人からすると難しい環境だと感じますよね。
しかし、これらの英語のレベルであれば、どんな社会人でも1ヵ月もすれば対応することができるようになります。
その理由として、今の時代は、お知らせやメールで使われている英語はパソコンの翻訳機能を利用すればすぐに理解ができること、
そして、電話に関しては基本的には管理職に取り次ぐだけなので、一般的な英語の定型文を覚えて話せば電話の取り次ぎぐらいは誰にもできます。
(入社時研修で英語での対応方法を研修してくれる企業もあります。)
そのため管理職をはじめとし、仕事上で本社の人とテレビ会議やメールのやり取りをする必要がない人(一般の営業マンや経理部門など)であれば、社内で英語を使う機会はほとんどなく、上のような簡単な英語の理解力があれば外資系企業でも十分に働くことができます。
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外資系企業で働くために重要な3つのスキル
外資系企業で働くにあたって英語のスキルを心配をする人は多くいますが、実は外資系企業で働くためには英語以外に下記のような英語のスキルよりももっと重要なスキルがあります。
- 実績を出す力
- 交渉力(自分をアピールする力)
- 人生設計力
一つずつ説明したいと思います。
1.実績を出す力
外資系企業と日系企業で働く時の一番の違いは何か。
それは外資系企業は完全な実力主義であることです。
日本の企業でも、営業マンなどにはノルマがあり、達成度に合わせてボーナスの支給額に違いがあるなどの制度が設定されています。
しかし、外資系企業は目標に対する達成度(つまり実績のこと)に日系企業以上に厳しく、ボーナスの支給額だけでなく、月々の給料や昇格などにもダイレクトに影響を与えます。
また、社内でのパワーバランスでも、実績重視な部分があり、例え歳上であっても実績が出せていない社員の意見は会議などで通りにくく、実績を出している後輩の意見が尊重されることはザラにあります。
昇格も日系企業のように、勤続年数◯年以上でどのポジションなどの決まりがないため、実績をきちんと出すことができれば、管理職とされるマネージャーなどにも年齢問わずなれることができます。
そのため、外資系企業で働くには、自分の目標に対して密な戦略を練り、100%かそれ以上のを目指して達成できる力が必要になります。
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2.交渉力(自分をアピールする力)
外資系企業は、日系企業のように仕事におけるルールやマニュアルがきっちり決まっていることがありません。
そのため自分が仕事をして、自分の評価を上げるために必要だと思うことには上司にどんどん自分から交渉する必要があります。
日本人は謙虚であることが良いとされる文化があるため、例えば同僚と一緒した仕事などでは自分の手柄のようにアピールすることができない人が多くいますが、外資系企業で謙虚さを出すと自分の評価が上がらないだけの結果となります。
また営業マンは自分の実績が数字として出るので自己アピールがしやすい職種になりますが、外資系企業では総務や人事、経理といった事務系の仕事でも目標の達成度によってシビアに年収やボーナスの決定がされます。
そのため、自分が評価期間の中で行った仕事は細かく記録をし、その効果や社内における影響なども少し大胆なぐらいアピールする気持ちで評価し交渉できる力を身につけるようにしましょう。
3.人生設計力
え?人生設計力って…?
と、突然すぎて驚きますよね。
外資系企業は、日本企業ではないため、突然日本での事業を撤廃することや、他の企業と吸収合併することも多くあります。
また転職者が多いことからも分かるように、外資系企業では、実績が出せないことでクビになることもあります。
このような事態になった場合にも、自分が収入を得られる場所を探しておくことやライフイベントに合わせた計画をしておく必要があります。
(もちろん外資系企業のクビは、日系企業より多いだけであり頻繁にあるものや理由もなく行われるものではないので安心してください。)
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外資系企業では働き続けることが大変
入社のハードルが高いと思われがちな外資系企業ですが、今回紹介したように、外資系企業では入社時に高い英語のレベルや特別なスキルを求められることは、あまりありません。
また、外資系企業の中途採用の選考では日本の企業のように転職回数をはじめとして、これまでの経歴に厳しくない傾向があるため、外資系企業は、比較的入社しやすいとも言えます。
さらに、外資系企業は日本の企業より給料も高く、年功序列な部分もないため、自分の実力で挑戦してみたい!という人には、とても合う職場です。
しかし、今回の記事でも触れたように、外資系企業では入社後の実績が自分の年収や将来を大きく左右することや、自分で自分をアピールすることが何事にも求められるため、長く働き続けるのが大変な部分もあります。
また、働く時点では高いレベルが求められない英語のスキルも、管理職になる場合には必要になってくるので、仕事をしながら英語を学ぶ必要がでてきます。
外資系企業に挑戦したいと考えている人は、今の英語のレベルや入るまでのハードルだけでなく、今回の記事を参考に入社後の自分についても考えた上で挑戦してみてください。
実力主義の内資系企業とおすすめなエージェント
外資系企業への転職を考えた場合には、dodaやパソナといった、大手の転職エージェントで求人を多く比較しながら選ぶことをおすすめします。
また、外資系企業へ転職をする理由が、英語を話せるようになりたいや海外の人と働きたいといった理由ではなく、「若いうちから年収をあげたい」や「自分の実力を評価してくれる企業で働きたい」という理由である場合には、年齢に関係なく昇進があるような下記のような内資系企業への転職も視野に入れてみることをおすすめします。
ヤフー
有価証券報告書データによると、ヤフーの平均年収は、765万円になります。
年功序列での昇進ではなく、実績での評価により役職者への昇進が決まるため若い人でも課長やマネージャー職を狙うことができます。
ヤフーの推定年収は下記になります。
東京海上日動
有価証券報告書データによると、東京海上日動の平均年収は1338万円になります。
東京海上日動も実力主義の会社であり、20代から役職者になれることはもちろん、年収が1000万以上超す人が多数います。
東京海上日動の推定年収は下記になります。
オープンハウス
有価証券報告書データによると、オープンハウスの平均年収は642万円です。
オープンハウスも実力主義の会社であり、年収は実績をもとにあげていくことができます。特に昇給については年に4回機会があるため、実績をだすことができればすぐに年収をあげることができます。
推定年収は下記になります。
このように、外資系企業だけでなく、内資系企業でも年齢や経験に関係なく、年収をあげることや役職者になれる企業があるので、ぜひ目を向けてみてください。
また、外資系企業や上に例としてあげた企業のような求人は人気が高いため、下記のような力のある転職エージェントを利用し、担当者から企業の情報収集をしながら転職活動をすすめてみてください。
<引用:doda公式サイト>
大手企業の求人数が業界トップクラスであることから人気の転職エージェントです。
業界ごとに担当者が分かれており、企業の深い情報を知る担当者がスピード感もって支援をしてくれます。
大手企業に早く転職したい!という人におすすめの転職エージェントです。
公式サイト: 転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
<引用:マイナビジョブ20's公式サイト>
初めて転職活動をする人や、20代の転職者には、マイナビジョブ20’sがおすすめです。
新卒採用も行なっているマイナビは他の転職エージェントより、丁寧で優しい担当者が多い特徴があります。
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公式サイト:20代・第二新卒・既卒の転職ならマイナビジョブ20's!!
パソナは地方を含めた全国における大手求人が豊富で、初回から紹介してくれる求人数が多いことでも人気な転職エージェントです。
また、転職成功者が多く、これまでの実績をもとに、面接対策や企業側に対する年収交渉をしてくれます。
転職で年収アップめざす人に特におすすめな転職エージェントです。
公式サイト:キャリアアドバイザーの親身で丁寧なサポート【パソナキャリア】
転職エージェントは、担当者によって紹介の質に差がでてくるので、2~3社の登録をすることをおすすめしています。
ぜひ公式サイトを確認し、自分にあった転職エージェントに登録してみてください。
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