採用担当者Namiのブログ

会社で働くこと•転職•採用の裏話

なぜ海外では転職が当たり前なのか

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日本で転職者が増えたのは、2000年頃からだと言われています。

 一方で、海外では転職するのが当たり前の文化がもっと昔からあり、転職に対しマイナスイメージを抱く人も少ない傾向があります

 

転職する人が増えたとはいえ、まだまだ転職に対するイメージがあまりよくない日本と海外の働く環境にどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、なぜ海外では転職が当たり前なのかについて紹介したいと思います。

海外で転職が当たり前の理由

海外で転職が当たり前の理由として下記の理由があげられます。

・新卒の就職活動がない

・終身雇用制度がない

・年功序列の評価はない

・キャリアのために転職をする

・数年単位で転職を繰り替えすのが当たり前

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新卒の就職活動がない

海外では、大学在学中に大学4年生が一斉に就職活動をする習慣がありません。また、そもそも新卒採用という概念も海外にはなく、職歴がある人もない人も同じ採用試験を受ける場合が多くなります。

 

大学を卒業後は、長期の海外旅行に行く学生も多く、学生気分を満喫した後に自分のペースで就活を始めます。

就活と卒論に追われる日本の大学4年生からしたら羨ましいですよね。

 

このように、海外では「就職しなければいけない時期」が決まってなく、だれがいつ就職しても転職しても何も言われない文化が根付いています。

 

学生時代から型にはまった就活がないことが、転職に対する考えにも自由度が高く転職が当たり前の文化をつくっているとも言えます。

終身雇用制度がない

日本には海外にない雇用制度として「終身雇用」があります。

この制度は、皆さんご存知のとおり、社員を一度雇ったら、原則的に定年まで雇用するという制度です。

 

日本の企業では、ほとんどの企業がこの終身雇用の考えのもと社員を採用していることから、1つの会社に長く働けば働くほど、得をする制度が社内規定として多くつくられいます。

(この勤続年数重視の考えが、転職に対して損をするというイメージが持たれやすい理由だとも言えます。)

 

一方で、海外で終身雇用制度を取り入れている企業はほとんどありません。

1つの会社で長く働くことが良いという考えもないため、社員は定期的に入社退社をし

入れ替わるのが当たり前となっています。 

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年功序列で評価されない

海外での仕事の任され方では、「何年働いているのか」や「どのポジション(役職)か」によって決められてません。

 仕事は「スキル」があれば年齢が若くても、これまで仕事をしていなくても任せらます。

 

転職してきたばかりの人でも、スキルさえあれば大きな仕事を任せますし、それに応じた給料が支払われます。

このように転職を繰り返していることで、給料や仕事内容で損をすることが全くないことも海外で転職が当たり前になっている理由と言えます。

キャリアのために転職をする

日本では、転職は「人間関係が嫌だから」「仕事量が多いから」というネガティブな理由でするものだと未だにとらえられやすい傾向があります。

 

しかし、海外では転職は「キャリアアップのためにする」という考えが当たり前になっています。

 

そのため、転職をすることで年収が上がることや、自分のスキルアップができる環境にいけることは当たり前とされており、転職はとても前向きに考えられています

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転職をするのが当たり前の環境

転職するのが当たり前の海外では、職場の人は3年~5年単位でどんどん変化していきます

 

そのため、仕事をしながら常に新しい仕事や職場を探すのが当たり前の環境であり、上司や周りの目をきにせず情報交換も盛んに行われます。 

 

特に最近ではSNSも転職に活用されるようになり、より職探しが身近になっています。

 

また自分の友人や親達の世代でも転職が当たり前のため、「誰かに転職の相談をしても反対されることはない」という環境が常にあることも海外で転職が当たり前になっている理由と考えられます。

世界各国の平均勤続年数

ここで、世界各国の平均勤続年数について紹介したいと思います。

下記の表をみると、日本では勤続年数が1年未満の人はわずか8%になっていることが分かります。

 

1年未満で仕事を辞める人の割合が最も高い韓国の31.5%、2位のデンマーク24%、3位のアメリカ22.6%と比較すると、かなりの差がありますよね。

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<参考:データブック国際比較>

また、逆に勤続年数が10年以上の人の割合は日本では44.5%と全体で3位の結果となっています。

これらの数値をみてみると、海外に比べ日本ではまだ一つの会社に長く働くのが当たり前と考える人が多いということがよく理解できます。

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日本の転職者数の推移

転職者数を2014年〜2019年の期間で比較してみました。

 総務省のデータによると日本の転職者数の推移は下記の通りになります。

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<参考:総務省統計局 >

 

ここ5年間で転職者数は毎年多くなっており、最も多いのが2019年の315万人、最も少ないのが2014年の291万人となっています。

 

また、2014年と2019 年を比較する60万人も転職者が増加していることが分かり、転職者数の増加が加速していることが分かります。

 

現在では、20人に1人が転職をしている 状況と言われており、現時点では海外と比較すると転職者は少ないですが、その数は年々増加しているといえます

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今後の日本の転職市場について

 終身雇用が当たり前だった日本では1990年代のバブルが崩壊後に、「リストラ」という言葉が流行し、ついに会社側が社員のクビをするようになりました。

 

(リストラという言葉は本来Restructuringの略語で「再構築」の意味があります。当初は経営者側の後ろめたさを軽減するために、この言葉が使われるようになったのですが、「従業員削減」の意味合いが大きくなってしまったという経緯があります。参考:Wikipedia )

 

また、ここ最近ではリーマンショック、コロナの発生でも社員の終身雇用ができない企業が増加してきたため、会社は一生雇ってくれないという考えが浸透し、今後は日本でも海外と同じようにジョブ型の雇用が推進され転職が当たり前の文化が広がるのではないかと言われています。

 

今、新しい会社で働きたいと考えている人は、このような社会の動きにも注意をし、安定している会社やネームバリューのある会社ということだけでなく、自分のスキルが磨ける会社かどうかということも視野に入れて会社選びが必要なると言えます。

 

これから就職や転職を考えている場合には、今回の記事をぜひ参考にこれからの時代につよい会社選びをしてみてください!

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