資生堂は明治5年に資生堂薬局として創業して以来、化粧品の製造・販売を主な事業とし国内シェア1位を誇っている企業です。
また、事業展開は国内だけに留まらず、アジアをはじめ海外の売上高も全体の5割を占め、世界シェアでも5位を誇る日本を代表する大手化粧品メーカーです。
近年では、百貨店やドラックストアを中心に高価格帯化粧品の販売が好調であり、転職市場では幅広い年齢層から人気の高い企業となっています。
そこで、今回は資生堂の平均年収や給料の特徴、出世コースの実態などについて紹介したいと思います。
・資生堂の出世コース
・資生堂の年収の特徴
・資生堂への転職必勝法
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資生堂の平均年収
有価証券報告書によると、資生堂の平均年収は716万円でした。
化粧品メーカーの平均年収425万円と比較すると、資生堂の年収が業界内でも高いことが分かります。
また、資生堂の平均年齢は39.0歳、勤続平均年数は11.9年でした。
勤続年数に関しては、国内の大手メーカーに比べるとやや短い傾向があります。
この理由としては、資生堂の国内社員数は17,322名ですが、そのうち女性が13,608名、男性が3,714名と、女性の人数が社内の8割以上となってることが少なからず影響していると考えられます。
資生堂の年収の特徴
資生堂の年収の特徴には下記のような特徴があります。
- 基本給+通勤手当+残業代
- 残業代は全額支給
- 住宅手当あり
- 家族手当あり
- ボーナスは年3回
- 昇給は年1回
残業は、本人の申請ベースで、1日の労働時間を超えた分が全額支給されるようになっています。
全社の残業時間は月20時間~30時間が平均ですが、部署や担当する地域によって残業時間の差が大きい現状もあります。
しかし、全社的に残業時間は原則年間360時間までという制度にしているため、年々残業時間は削減されてきています。
住宅手当に関しては、以前は社宅がありましたが現在は廃止されているため、既婚者の場合で毎月7万円~9万円程度の住宅手当の支給があります。
独身者の場合でも転勤の場合には、住宅手当がでますが、実家が近い場合などには手当がでない場合もあります。
家族手当としては、カフェテリアポイントとして手当の支給があり、子ども一人につき5000円分のポイントが毎月支給されます。
ボーナスは、年3回(6月、12月、3月)支給があります。
資生堂の年収では、ボーナスの占める割合が高く、年間で平均的に基本給の6~6.5か月分の支給と高い水準となっています。
ボーナスのうち2回は個人の成績、1回が会社の業績が大きく考慮され支給額が決定されるようになっています。
昇給は年に1度あり、半年ごとの成績が考慮され翌年の基本給アップにつながります。
(出世を伴う昇給の場合には数万円単位での昇給があります。)
その他、福利厚生として、時短制度や1日2時間までの育児時間の確保ができる制度、在宅勤務制度まども充実しているので、子育て世代は安定して働くことができる人事制度が整っています。
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資生堂の年齢・役職別平均年収
資生堂の年齢・役職別の平均年収は下記のようになりました。
資生堂では、年功序列で出世し年収が高くなる傾向があります。
そのため20代、30代のうちまでは、同じ年齢同士ではあまり年収に差がつかない実態があります。
しかし、40代で管理職(管理職)に出世すると、実績により年収に差がつくようになります。また、近年では徐々に実力主義の出世制度が取り入れられるようになってきているので、30代でも課長職に出世する人がでてくるようになっています。
資生堂の職種別平均年収
資生堂の職種には、総合職(営業、企画、開発、管理部門など)技術職(工場勤務)、事務職(工場勤務)があります。
新卒採用の時点で、総合職と技術職・事務職には下記のような年収の差があります。
【総合職】
【技術職・事務職】
総合職と工場勤務の技術職・事務職での大学卒の初任給を比較すると、37万円の差があります。
しかし、総合職の場合には、将来的に全国転勤がありますが、国内工場勤務の技術職・事務職の場合には地域限定職になるため、転勤などの心配はいりません。
総合職の中では、全ての職種で同じ人事制度を使っているため、職種による平均年収の差はありません。
しかし、配属部署によって残業時間に差があることや、営業職は成果主義の傾向強いことなど、配属される部署によって若干の年収の差や出世のスピードなどには違いがあります。
資生堂の出世コース
資生堂の出世コースには主任、係長、課長、部長があります。
課長職以上の出世には、上司からの推薦に加え、筆記試験や論文、面接試験などがあります。
年功序列で出世する風土があるため、多くの人は40代で課長職に出世をしますが、ここ最近では、課長以上の出世ができる年齢層が若くなってきており、30代でも課長職に出世するなど若手にもチャンスが多くなっています。
出世や昇給に関しては、1人の上司によって評価されるのではなく、部署の上司全員で評価されるような人事制度が整っています。
管理職(課長職)以上に出世すると、給料が年俸制になり、残業代などの手当をはじめボーナスなどの分割支給がなくなります。(各種手当やボーナスを含んだ金額を12か月分で割った金額が毎月支給されるようになります。)
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中途採用者の働きやすさ
資生堂は、化粧品業界でトップの企業のため、会社の一員として働くことでやりがいを感じることや学ぶことが多い会社です。
また老舗の大手企業らしく、福利厚生や研修制度は退職した社員からの口コミでも高評価を受けるほど、かなり充実している会社でもあります。
一方で、理系大学出身の高学歴の社員が多いため、職場は穏やかなアットホームな雰囲気というよりは、仕事で成果を出そうとする上昇志向の高い人が多い傾向があります。
また、古い会社であることから、挨拶や社内営業もやや重視されやすい傾向があります。
転職者の場合、女性が多い会社のため人間関係を気にする人も多いですが、明治5年創業のため、まだまだ男性の管理職も多い会社で、女性の管理職は全体の3割の状態です。
女性が働きやすい会社ではあることは間違いありませんが、女性特有の派閥などはあまりない働きやすい職場だと言えます。
また、総合職として働く場合には、全国転勤や配置換えも数年に1度ある会社のため、たとえ合わないメンバーと一緒に仕事をする場合でも、数年経てば異動になります。
中途採用者の年収は、前職の年収を考慮して設定されるため、同じ役職でも中途採用者の方が年収が高くなる傾向があります。
また出世には新卒、中途関係なく出世ができ、福利厚生も充実していること、在宅ワークなども積極的に取り入れているため、中途社員でも働きやすい環境だといえます。
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資生堂への転職方法
平均年収が高く福利厚生も充実している資生堂では、中途採用を転職エージェントを介して行っています。
資生堂の中途採用の特徴としては、面接が3回あり、志望動機や経歴の確認をしっかり行われることがあります。
また、中途採用者の年収は採用時の年齢やポジションだけでなく年収交渉での希望が考慮されます。
そのため、資生堂への転職を希望する場合には、下記のようなステップで転職活動を進めることをおすすめします。
①自分の転職市場での価値を確認
②求人があるか確認
③転職エージェントに2、3社登録
ステップ①
転職市場では、時期によって転職市場でのご自身の価値が大きく変化します。
特に、転職で年収やキャリアアップを狙う場合には、まずは現状の転職市場を確認し、ベストタイミングで転職するようにしましょう。
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ステップ②
次に、求人サイトへの登録です。
転職エージェントと異なり求人サイトへの登録は、転職を迷っている段階でも気軽に行えます。
24時間いつでも求人を検索できるので、どんな条件の求人があるのかを確認してみるためにも登録をおすすめします。
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ステップ③
転職エージェントへの登録です。
資生堂では、中途採用者の年収やポジションは前職の年収、経験を考慮して決定されます。
特に年収に関しては、入社前の交渉によって大きな差が出てくるため、資生堂への転職を考えている場合には、年収交渉に強い下記のような転職エージェントを利用することをおすすめします。
<引用:doda公式サイト>
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・年収交渉に強い担当者が多い
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